アメリカのベビーシッター・ナニー事情。日本より需要が高い理由は?

こんにちはこんばんは、Amy(amy1991aka) です。
日本でベビーシッターを雇っていると聞くと、どこかお金持ちの家族のイメージを持ちませんか?
しかしアメリカではベビーシッターを雇うことは非常にポピュラーで、これは日本とアメリカの文化の違いなんだなと気づきました。
アメリカのベビーシッター事情について、日本と比較しながら紹介していきます。
アメリカではなぜベビーシッターの需要が高いのか
1. 共働きの夫婦が多いから
アメリカでは男尊女卑の考えがタブーとされていて、女性も働いている人がほとんどです。「働いている女性」が一種のステータスなんですよね。
アメリカは医療費が高額で出産後にすぐ退院する人がほとんどなのと、日本のような育児休暇制度がアメリカにはないので、出産後もすぐ職場復帰しベビーシッターに子供を見てもらう人が多いです。
2. 子供が1人で出歩いたり、お留守番をすることが禁じられているから
州によって法律が違いますが、オレゴン州の場合は10才未満の子供はお家で1人でお留守番することも、1人で外出することもできません。アメリカは銃社会でもあるので、基本的に子供には保護者をつける必要があります。
学校や習い事の送迎、アフタースクールのケアだけをベビーシッターに頼む家庭も多いです。海外に住んでいるとどれだけ日本が安全な国なのか、実感します。
日本だと公園で子供のみが遊んでいる光景をよく目にしますが、それをアメリカで目撃すると、通りすがりの人が警察に通報してしまいます。それだけアメリカの治安問題の深刻さがわかります。
まあ日本も最近は変な人が多いですが…。
3. 結婚後も夫婦2人だけの時間を大切にするから
アメリカ人夫婦の素敵だな〜と思う考え方です!
日本人の考え方(夫婦関係<子供)
日本では、子供を持つと夫婦関係よりも子供を第一優先にし、親は慎ましくしていなければいけないという考えが強い気がします。親が派手な格好をしていたり、親だけで外出したりすることは批難されがちですよね。

日本で「親なのに…」っていう言葉、よく聞く気がしませんか?
アメリカ人の考え方(夫婦関係=子供)
しかしアメリカでは、結婚し子供を持った後も変わらず夫婦関係を大事にします。私のホストペアレンツも月に1、2回子供を私に預け、デートに出かけています。
子供がいてもデートには行くし、ジムに行ったり趣味に没頭したり、親も自分のやりたいことを貫いている気がします。
また乳幼児の赤ちゃんは基本的に、お母さんお父さんとは別室で寝ている家庭がアメリカでは多いです。赤ちゃんと別室で寝ることで、夫婦だけの時間を確保したいと思う人が多いのだと思います。
ホストペアレンツがキッズを置いてイギリスに行っちゃう事件
そういえば、私がオペアをしていて7歳と5歳のキッズのお世話をしていた際、ホストペアレンツが私にキッズを預けて、1週間2人だけでイギリス旅行に行ってしまう事件がありました。
彼らがイギリスにいる間、私は1日13時間労働でホストキッズの面倒を5日間みていました…。
子供が寂しがって泣き始めたので「ありえない!」と最初は思ったのですが、これも今思えば文化の違いなのかも…なんて思いました。
でも、置き去りにされた子供があまりにも可哀想でした。そんなわざわざ遠いイギリスに行かなくても^^;

ちなみにベビーシッター・ナニーの違いは?
ベビーシッターとは
両親が留守の間に一時的に子どもの面倒やお世話、要は「子守」をしてくれる人で、学生が単発のアルバイトとしてやるイメージが強いです。
学校が終わった後から両親が帰ってくるまでのお世話もベビーシッターになります。
あまり専門的な能力は問われませんが、アメリカでは第2言語を習わせたいペアレンツが多いので、英語以外の言語が話せるベビーシッターはかなりポイントが高いようです。
ナニーとは
ナニーはフルタイムの仕事で、「保育のプロ」として専門のトレーニングを受けて知識や技術をもった人が、子どもを見るだけではなく子どもの送迎や料理、家事など、様々な仕事をこなしてくれる人のことを言います。家政婦に一番近いのがナニーですね。
中にはお金持ちの家庭に専属でついてるナニーもいて、その人の年収は2000万を超えることもザラなんだとか。
オペアとは
アメリカの異文化交流プログラムの1つで、外国人がアメリカにホームステイをしながらホストキッズのお世話をする仕事。
ベビーシッターの仕事の探し方は沢山あります
ベビーシッター文化が根付いているアメリカでは、ベビーシッター専門の求人サイトが沢山あります。
・Care.com
https://www.care.com/member/myAccount.do?memberType=SITTER
・Urban sitter
https://www.urbansitter.com/
・Sitter city
https://www.sittercity.com/
などなど、一番大手のサイトはCare.comですね。
まとめ
ベビーシッターを雇えば、生活にも少し余裕ができてゆとりができますね。まずはベビーシッターを雇える余裕がある生活水準であることが条件になりますが!
ベビーシッターの需要が高いぶん求人も多いので、ベービーシッターを探している人、お小遣い稼ぎをしたい人、どちら側にもメリットがあるわけです。
上記のサイトに登録しているシッターさんは、プロのナニーから、学生さんまで様々。ファミリー側も予算に合わせてベビーシッターを探すことができますし、学生さんにとってもいいお小遣い稼ぎになるわけです。
私はアメリカ人のベビーシッターを雇う考え方は、とても好きです!