フランス旅行

南仏 マルセイユの治安ってどうなの?【フランス マルセイユ観光 基本情報 2022年版】

Amy

こんにちはこんばんは、Amy(amy1991aka) です。

8月は2週間ほどバカンスでフランスに行ってきました。スイスから電車で出発をし、時計回りでぐるっとフランス国内を旅行してきました。

南仏のバカンス先といえば、ニースやカンヌ、隣国でモナコを連想される方が多いのではないでしょうか。ニースとモナコには一度行ったことがあるのですが、整備されていてとても綺麗な街並みですよね。

今回は少し違った場所に行きたいなと思い、悪名高い(?)マルセイユに行ってきました。笑

マルセイユはネットで検索をすると「治安の良くない街」と書かれていることが多いのですが、実際はどうなのでしょうか。他のブログだとあまり詳細に書かれている記事が少なかったので、率直に思ったことを書こうと思います。

今回マルセイユは3日間滞在し、その内の1日はマルセイユ近郊にある人気のリゾート地、カシスに行ってきました。

※カシスはとってもお勧めの観光地です!今回は長くなってしまったのでカシス編は別途記事を作成しようと思っています。

マルセイユの基本情報

マルセイユ(Marseille)は、フランス最大の港湾都市で、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏に属しています。都市圏人口はパリとリヨンに次ぎ第三位の規模となります。

マルセイユ市の人口 約87万人
年間の平均降水日数 56.4日

フランスの南部に位置し、地中海に面していることから温暖でカラッとした気候となります。

マルセイユといえば、マルセイユ石鹸や魚介スープのブイヤベースが有名ですね。私が観光した時は8月で最高気温が42度だったため、とても暖かいスープを飲む気分にはなれず、今回はスキップしました。笑

マルセイユに着いてまず私が思ったこと。

マルセイユに着いてまずビックリしたことは、白人があまりおらず(いても大半が観光客だと思います)、「あれ、アフリカに来たのかな?」と思ったのが第一印象でした。これは移民の多い、フランスあるあるかもしれません。

ニースやカンヌは高級リゾートのような雰囲気に対して、マルセイユは地元の人で盛り上がっている港町、というとしっくりくるかもしれません。
なんというか、フランスとイスラム教と、アフリカの文化がミックスしたような街の雰囲気です。

移民が多いマルセイユ

興味があってマルセイユの移民の人口数を調べてみたのですが、下記の2008年時点でのWikipediaの情報によると、マルセイユの移民数は総人口の12.7%と記載がありました。
ただ私が2022年にマルセイユに滞在した時は、30%ぐらいは移民(のルーツを持っている人)ではないのかなと思うほど、多く感じました。これは15年前のデータなので、今はもう新しい世代の子供たちが育っていて、実際はもっと多く感じるのかもしれません。

2008年時点のマルセイユ人口における移民数は108,392人で、これは総人口の12.7%である(そのうちの2.2%がヨーロッパ出身者、非ヨーロッパ出身者が10.5%で主にマグリブ諸国出身である)。さらに、1999年には、18歳未満の若者の41.8%の少なくとも片親が移民であった(うち23%がマグリブ諸国、サハラ以南アフリカ、またはトルコ出身))。住民が移民である割合(うち40%はマグリブ諸国)は、マルセイユ内3つの区において2005年に50%を超えた

中心街の中にも、アフリカ系のレストランや雑貨屋さんが並んでいる通りがあり、フランスにいながら異国情緒を楽しむことができます。そのエリアの治安も日中だったら全く問題ないと思います。

移民の多いエリアを夜はウロウロしない、これはマルセイユに限らず海外ではどこでも気をつけるべきことですね。

電車に無銭乗車している人が多すぎる(笑)

駅で改札を通る時に、普通は買った切符を入れて改札を通過しますよね。

マルセイユの地元民は、切符を買わないで無理矢理改札を通る人が多すぎる(笑)3日間の滞在で、何度もそういう人を見ました。しかもそれをやっているのは、おじさんやいい年齢の大人達で、私が白い目で見ていると、「いつもやってることさ〜。」といった表情で笑っていました。

これにはスイス人の旦那も失笑。スイスは切符のチェックが厳しいので、同じことをやると痛い目を見ます。

街中のゴミ・不法投棄物が、凄い…。

少しショッキングな画像になりますが、街の至る所がこの状態…というわけではないです^^;

でも他の都市に比べると、ゴミが多いのは事実です。

ゴミ問題、これはマルセイユで長年問題になっている課題なのではないかなと思います。街中に不法投棄されている、バイクやマットレスもちらほら見かけました。
下記の画像は電車内に捨てられていた、プリングルスの容器。こんな物もよく地面に落ちています。

港のエリアは綺麗ですし市内の旧市街も綺麗に整備されているので、このゴミ問題さえなくなれば、もっと観光も盛り上がるのでは…!と個人的に思いました。

マルセイユ市内のおすすめの観光地

はい、気を取り直して(笑)マルセイユ市内は1〜2日あれば十分に周ることができ、素敵な場所もあります。私が滞在した時はマルセイユに3泊4日も滞在してしまい、「長すぎたね…。これだけ長く泊まるならマルセイユではなくて、カシスビーチのホテルに泊まれば良かった。」と旦那と振り返っていました。

1. マルセイユ旧市街

旧市街とは、マルセイユ大聖堂から徒歩10分ぐらいのエリアを指します。ちょうど旧施療院のある辺りです。

壁にはアートスティックなイラストが描かれていたり、お洒落なレストランも多く、観光客が多いエリアになります。

旧市街にあるレストランでランチをしたのですが、美味しかったので下記に情報を載せておきます。

A strega 地中海料理レストラン
23 Rue des Mauvestis, 13002 Marseille, フランス

2. ヨーロッパ・地中海文明博物館

外が暑すぎて、逃げるようにこの美術館に避難したのですが、その日がたまたま入場料が無料の日でラッキーでした(笑)毎月第1日曜日が無料で開放しているようです。

外観と中の展示物も素敵ですが、屋上のデッキに上がることもできて地中海を一望することができます。美術館の周りの要塞エリアや海沿いを歩くのも楽しいです。

マルセイユに来たなら、観光マストのスポットです。

ヨーロッパ・地中海文明美術館(Mu CEM)
公式サイト:https://www.mucem.org/

3. マルセイユ大聖堂

こちらの大聖堂、なんだかイスラム教のモスクっぽさもあって、面白いデザインですよね。ローマ・ビザンチン様式というカラフルな建築様式で建築されたそうです。

大聖堂の中は無料で鑑賞することができます。ヨーロッパ・地中海文明美術館や、旧市街から徒歩圏内なので、是非併せて観光されてください^^

マルセイユ大聖堂
公式サイト: http://notredamedelagarde.fr/?lang=en

4. ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院

マルセイユ市内の一番高台に建っている寺院です。マルセイユにいればどこからでも見える、その姿はとても神々しいです。

是非行ってみたかったのですが、私が滞在していた時は毎日42度近く、とてもじゃないけど歩いて上までは登れないね…ということで断念しました。

どうやら時間が合えば、高台まで走っているバスが運行しているようです。

公式サイト:http://notredamedelagarde.fr/?lang=en

マルセイユ観光時に気をつけること

正直なところ、海外生活・旅行に慣れている方でないと、マルセイユは少々ハードルが高いのではないかなと思います。女性2人旅の場合も、 マルセイユよりはニースやカンヌの方が個人的にはお勧めです。

ただそこまで身構える必要もなくて、観光の時に気をつけることは以下の通りで、他の都市でも同じことです。

    • 夜は観光客が行かない郊外などには行かない。夜出歩いても、人通りの多い港のエリアのみにする
    • 女性1人で観光をしない。女性2人組の場合でも、日中のみ外出するようにする
    • 人混みの多い場所では、リュックはお腹の前に抱えて持つ
    • 電車の中などで財布を出さない

私は旦那と一緒に観光したので、やはり男性が横にいてくれたのはかなり心強かったなと思います。

マルセイユのいい部分も悪い部分もこの記事で伝わったら嬉しいです^^

次回はマルセイユ近郊の人気リゾート、カシスについても投稿します。

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ABOUT ME
Amy
Amy
横浜育ちの32歳
スイス🇨🇭ドイツ語圏に21年から住んでいます。Amyです。

ドイツ語さっぱりの日本人が結婚を機にスイスに移住。
カルチャーショックを受けながらも田舎町で生存中。
スイス・ヨーロッパ生活の暮らしの情報を発信しています。

20代の時は恐ろしいフットワークの軽さでフィリピン留学、AUSワーホリ、アメリカオペアを経験。

一番好きな国は、実はフランス。

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