日本とアメリカの学校・教育理念の違い。

こんにちはこんばんは、Amy(amy1991aka) です。
前回は日本とアメリカの文化の違い【日常生活編】について紹介させていただきました。
[kanren postid=”2936″]
自由な国、アメリカの学校制度は、日本の学校と違う部分が多くて面白いです。
私のホストキッズは 3rd Grade と 1st Gradeなので、主に小学校のことになりますが日本との違いをまとめてみました。
教科書がない。(持つのは高学年になってから)
いつもホストキッズのカバンに入っているのは数枚のプリントのみで、教科書どころか筆箱も入っておらず、ほぼ空っぽなんです(笑)
「うちのキッズ、ちゃんと学校で勉強してるのか…?」と最初は心配になったのですが、どうやらアメリカではこれが普通みたいです。
日本みたいに、毎日重〜い教科書を持って来る必要がないのはいいですね!ちなみに筆記用具はいつも学校に置きっぱなしのようです。
ランチはカフェテラスで食べる
ランチを用意して持ってきている子もいますが、大体の子供達がカフェテリアで好きなものを頼んで食べています。
校内に水飲み場もあるので、水筒を持たせるのは夏のみ。ランチの準備を朝やらなくていいので、楽なオペアですね(笑)
ランチの献立が凄い
「What did you have for lunch today?」と聞くと、大体いつも返って来るのは
Pancake, Hamburger, Pizza!
のどれか(笑)アメリカーン…
アメリカの子供のランチは超シンプル
日本のお母さんが作るお弁当は素晴らしいと思いました。アメリカ人の子供のランチボックスはもっとシンプルで、りんご丸々1個、チーズスティック、クラッカーとか、普通です(笑)
掃除当番がない
日本では、自分たちのスペースは自分たちで片付けるという考え方がありますが、アメリカ人は掃除は外部の人にやってもらうという考え方が強い気がします。
なので掃除をするのは生徒でも先生でもなく、清掃の人です。
私のホストファミリーの家にも週1回クリーナーが来ますし、ホストキッズが自主的に片付ける習慣がないのはこれが原因なんだろうなと思いました(^_^;)
自分たちのものは自分たちで綺麗にしたいですよね。
パジャマデー・クレイジーヘアデーがある。
自由の国アメリカならでは。小学校では定期的にパジャマデーなど、色んな面白い行事があります。
その名の通り、パジャマで学校に登校したり、変な頭で登校するんです。面白いのが、やるのは生徒だけでなく先生もやるところ(笑)
先生の人事異動がない
アメリカの学校の先生って、ずーーーっと同じ学年の先生をするんですよ。ホストキッズの担任の先生は、ずっと20年間同じ学校の3rd Gradeの先生をしています。
日本だったら、2019年は3年生の担任、2020年は1年生の担任、数年経ったら他の学校へ転校しなければいけませんよね。
アメリカの先生は基本的に自分の地元で働き、異動は本人の意思で申告するようです。
毎年毎年同じ学年を見ていて、他の学年をみたいなって思わないんでしょうか…不思議。
宿題の量が尋常じゃない
アメリカの宿題の量、本当に多いです。日本は宿題が少ないので、放課後に公文に行ったりプラスアルファで勉強する子供が多いですが、アメリカは学校の宿題だけで十分だと思います。
私もコミュニティカレッジでESLのノンクレジットのクラスを取っていましたが、宿題で3000字のエッセイを週に2回宿題で提出していました…。
日本の大学は入るのが大変ですが、アメリカの大学は入ったあとが大変とよくいいますね。それだけ出される課題が大変なんです。
留年・飛び級制度
たとえ小学生でも、先生の判断次第で留年になってしまう場合があります。
それはアメリカの義務教育が「生徒は能力に応じた学年にきちんと配置するべき」という考え方だから。
逆に非常に学習能力の高い生徒なら、一気に飛び級もあり得るわけです。実力のあるものはどんどん上にいけるアメリカの制度、私は好きです。
ちなみに早生まれの子で授業についていくのが心配であれば、入学を1年遅らせることも可能です。
寄付とボランティアで成り立っているアメリカの小学校
アメリカの小学校では寄付金集めの行事がかなり頻繁に行われていて、生徒たちも必死に声がけをしているので、最初はなんかエグいな…と思いました(笑)
寄付金活動の一例
子供達がマラソンをして寄付金を集める行事
・オークション
生徒たちが作った作品をオークションで出品し、それを保護者が競り落とす。落札された金額は学校の寄付金になります。私のホストパパは巨大な絵をなんと$600で落札(笑)そして家の隅っこにその絵は置かれています…w
でもアメリカの学校は寄付金で成り立っていて、保護者から寄付金が集まらなければ、子供達の教育の質がそのまま下がってしまうと保護者は考えているので、積極的に寄付を行います。
保護者が先生をボランティアでお手伝いする
これも日本にはないことで、保護者も先生のお手伝いをします。平日の日中にも関わらず、お父さんも普通にボランティアしていたりします。
先生を手助けすることで、先生が生徒の指導に集中できるので教育の質が上がるという考えです。
まとめ
アメリカの学校は、いい学校作りをしようと保護者も積極的に参加します。
日本の学校は周りとの協調性だったり、自分のことは自分でやるという考え方を大事にしていて、それぞれに良さがあると思います。