スイスの結婚手続き

スイス人との結婚&スイス移住手続き ①結婚準備から大使館訪問まで

Amy

こんにちはこんばんは、Amy(amy1991aka) です。

先日無事にスイスで婚姻式を終えて、晴れて夫婦となることができたのですが、結婚準備の段階で出だしから予想外なハプニングがあり、婚姻式当日までバタバタでした。

何が起きたかというと、スイスでの婚姻式の日程が予定より6ヶ月ぐらい早まってしまったんです。笑

Amy
Amy

私はスイスで元々シンプルな役所婚のみを行う予定だったので、事前に準備することは少なくなんとか間に合いました。これがもしお城やチャペルで婚姻式を行う予定だったら、相当マズイ状況でした(笑)

何が起きたのはこれから細かく説明していきますね。

始めに。スイスで婚姻する上での注意事項は

私はスイス(ベルン州)で婚姻をしましたが、スイスで婚姻をする上で以下の点に注意が必要です。

スイスは「スイス連邦」という連邦国で、26の州(カントン)がそれぞれ強い自治権を持っているため、住んでいる州・村によって婚姻のプロセス・提出する書類が少し異なる可能性があります。

こちらのブログは、ベルン州での婚姻手続きの内容になりますので、ご参考程度に見ていただいて、詳細はお住まいの役所(ゲマインデ)移民局に確認されることをお勧めします。ただスイスのドイツ語圏であれば、大まかな流れは一緒です。

Amy
Amy

スイスで国際結婚をしている人がただでさえ少ないのに、州によってプロセスが異なるなんて…。情報が少なすぎて全然わからない。

私も当時はそんなことを思っていました。そもそも国際結婚をすること自体が初めての方が多いですし、わからなくて当たり前なんですよね。

国際結婚の手続きは書類の用意が面倒ではありますが、大丈夫です。このブログが少しでも参考になれば嬉しいです。

下記のよく出てくるお役所のワードも抑えた上で、説明していきます。

スイス国際結婚手続きでよく出てくるワード

・ゲマインデ(Gemeinde)

 スイス人の相手が住んでいる町にある役所のこと。基本的に手続きはこのゲマインデを通じて行われます。

・移民局(Migrationsdienst)

スイスの滞在許可やビザの手続きを行なっているオフィスです。

・市民登録局(Zivilstandesamt)

婚姻手続きを主に行なっているオフィスで、私は役所婚をこちらのオフィスで行いました。

まずはどこ(の国)で婚姻をするのかを決める。

スイス人と結婚する場合は、下記の3パターンが考えられますが、私の記事ではスイスでスイス人と結婚した場合のケースを記載しています。

  1. スイスで婚姻をする ⇦今回この方法について紹介します
  2. 日本で婚姻をする
  3. 第三国で婚姻をする

それぞれの違いとしては、スイスで結婚をすれば、日本人側の用意・提出する書類が多くなり、日本で結婚をすればスイス人側の用意・提出する書類が増えることが大まかな特徴と言えます。

私のもともとの婚姻式までのプランはこうでした。(没プラン①)

以下では没プラン①と呼びます。笑

私と彼は急いで結婚をしたいわけではなかったので、最初は観光(シェンゲンビザ)で入国し3ヶ月滞在した後に、滞在期間の延長申請をして半年後か1年後にスイスで婚姻をしようと考えていました。

チューリッヒ州に住んでいる方は、この方法で婚姻されている方が複数いらっしゃるようです。

  1. 21年12月 シェンゲン(観光)で入国し、3ヶ月滞在する
  2. 22年3月 結婚を前提にベルンで滞在を延長申請
  3. 22年8月頃 婚姻式を行う

→スイス入国から婚姻式まで8ヶ月の猶予

しかしベルン州では、プラン①はかなり難しく、プランを変更することに。

なぜチューリッヒ州では可能なのに、ベルン州ではできないのか。

いや、できないことはなく可能なのですが、ベルン州は、お役所の手続き・車の運転、全てが遅いことで有名で、ベルンでプラン①を決行するとトラブルとストレスが増えそうだなと思い、別のプラン②に変更することにしました。

【プラン②】予定変更後の婚姻スケジュール

日本から東京にあるスイス大使館を通じて、スイスで婚姻式を行う方法です。

この方法がいわゆるスタンダードの手続き方法で、スイス大使館を間に挟んで行うため手続きも非常にスムーズです。

  1. 21年11月 在日スイス大使館にて婚姻準備の書類を提出
  2. 21年12月 スイス入国
  3. 22年3月 ベルンにて婚姻式

→スイス入国から婚姻式まで3ヶ月の猶予

その結果、婚姻式が予定より5ヶ月ほど早くなってしまいましたが、結果手続きはスムーズに進んだため、結果オーライでした。初めから大人しくこの方法をとればよかった…。笑

下記からは、日本にあるスイス大使館で行った手続きについての説明です。

21年11月25日 スイス大使館にて婚姻手続きの準備の書類を提出

東京の広尾にある在日スイス大使館に事前に予約をし、来訪しました。

必要な書類の確認と来館予約は予めメールで行い、下記の必要書類の内容も予めPDFデータで大使館の方にチェックをしてもらった上で、訪問しました。

あと今回の手続きの手数料で26,900円を現金で 支払いました。スイスに到着した後も、自治体などで同じような手数料を払わなければいけないのでご承知おきください…。(高い…)

日本国籍の人がスイス大使館に提出する書類

  • 住民票1通
  • 戸籍の全部事項証明(戸籍謄本)1通
  • 婚姻要件具備証明書1通 (本籍地で入手)

↑上記3点はすべて6か月以内に発行されたもの、且つそれぞれ外務省からアポスティーユで認証されたもの。

  • パスポート原本

住民票はコンビニで、残り2点の書類は郵送で取り寄せました。アポスティーユも郵送で外務省に申請をしましたが、その時は都内に住んでいたので、1週間程度で手元に書類が届き、早かったです。

スイス国籍の人が提出する書類

  • パスポ-トコピー
  • 身分事項証明書のコピー(スイスの書類のため、日本語の正式名はないそうです。ただ旦那に説明したら、すぐ何の書類かわかってくれました)

また上記の必要書類については、こちらの大使館のページにも記載があります。

スイスでの婚姻:https://www.eda.admin.ch/countries/japan/ja/home/service/civil/heirat-eingetragene-partnerschaft/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%A9%9A%E5%A7%BB.html

大使館で記入をした書類

「婚姻締結準備申請書」という書類と、「婚姻要件に関する宣言書」という書類に記入をしました。

それぞれの書類を日本語と、英語でそれぞれ記入(計4通)をしなければいけないので、記入するのに1時間弱はかかったと思います。

書類の内容はスイス大使館のHPにも載っておらず、データは共有できないとのことなのでこちらのブログでも載せることはできませんが、下記のような内容も記載する必要がありました。

  • 婚姻後の氏 ※1
  • 相手の宗教
  • 相手の本籍地
  • 相手の両親の氏
  • 将来の子供の氏 ※2

※1  婚姻後の氏については、スイスの到着した際でも変更はできるので、この書類に記入した時点で確定ではないとのことでした。

※2 また将来の子供の氏についても、まだ決めていない方がほとんどだと思うので、まだ決めていません。と記載するだけで問題なかったです。

まとめ

大使館で記入をする書類には、結構細かなことを記載する必要があるため、心配な方はアポイントメントの際にパートナーさんに電話に出られる状況にしてもらうのがいいかと思います。

大使館に滞在していたのは、トータルで1時間半ほどだったと思います。

私が書類の記入に苦戦している間に、いつの間にか大使館の方がアポスティーユの書類の翻訳を終わらせていたようです(笑)仕事が早い。笑

この書類が1ヶ月後ぐらいで彼の自治体に届き、今度は彼が手続きをする番になります。

少し長くなってしまったのでこちらで一旦切りたいと思います。

続編はスイスに入国してから婚姻式までの内容です(^^)

あわせて読みたい
スイス人との結婚&移住手続き ②スイス入国から婚姻式までの手続き
スイス人との結婚&移住手続き ②スイス入国から婚姻式までの手続き
あわせて読みたい
スイス人との結婚&移住手続き  ③婚姻式当日のこと
スイス人との結婚&移住手続き ③婚姻式当日のこと

ランキング クリックしてくださると嬉しいです

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へにほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へにほんブログ村 海外生活ブログ ワーホリへ
ABOUT ME
Amy
Amy
横浜育ちの32歳
スイス🇨🇭ドイツ語圏に21年から住んでいます。Amyです。

ドイツ語さっぱりの日本人が結婚を機にスイスに移住。
カルチャーショックを受けながらも田舎町で生存中。
スイス・ヨーロッパ生活の暮らしの情報を発信しています。

20代の時は恐ろしいフットワークの軽さでフィリピン留学、AUSワーホリ、アメリカオペアを経験。

一番好きな国は、実はフランス。

記事URLをコピーしました